映画感想:今から10年以上前に観た映画オペラ座の怪人について

映画感想:今から10年以上前に観た映画オペラ座の怪人について

知らない人は少ない、「オペラ座の怪人」。


その内容のまま、ミュージカル調で
始まったのですが、最後にオペラ座
怪人が彼女のお墓ににバラの花束を
手向けるシーンがいつ見ても泣けます。


大好きなヒロインの幸せの為に身を引いて、
迷惑にならないように亡くなってから会いに
行くという場面が堪らなく感動しました。

切なくて涙なしには見れない作品です。

オペラ座の怪人はその醜さ故に親からも
愛されず孤独な生き方をしてきたのですが、
ヒロインのクリスティーヌに恋をし、
音楽の師匠として近寄る事に成功しました。

しかし、ある日怪人は彼女に自分の花嫁と
して地下の隠れ家で一生暮らさないかと
提案しました。

だけど彼女に似せた人形にウェディング
ドレスベールを着せるという誘い方は
ダメダメですよねえ・・・^^;

怪人は一生懸命&ひつ付き合いのなさゆえ、
自分のおかしさに気付かなかったんでしょうね。
初恋とは、そういう物だと教えてくれました。

それから、彼女は真っ青になって
気を失いましたが、彼の仮面を外した姿を
目にしてもヒロインは他の人のような酷い
反応を見せませんでした。

怪人はお互いに理解し合えたと思い、
彼女を元いた場所に返しました。

しかし、それがいけなかったのか彼女の
将来の伴侶となる男性に出会わせてしまう
結果となり、怪人は悲しみました。

彼らの愛し合う所を見てしまった怪人は
、嫉妬に狂い、男を殺そうとしました。

恋をした事のある人なら、誰でも気持ち
がわかる場面だと思います。

私も怪人ではなく、ラウルと言う突然
現れた間男に腹を立てました。

闘うシーンはカッコよかったのですが、
怪人に彼を殺して欲しくなかったですね〜〜。

これ以上怪人が傷付く場面を見たく
ない・・・

怪人は彼女の優しさに触れたおかげで
最後の最後まで彼を殺せませんでした。

それを見ていると、これでよかったような
憤りが残ってしまうような複雑な心境に当時は
なりました。

オペラ座の怪人は、恋愛或いは人生における
理不尽さを現しているのではないかと思います。

会わなくなった長い歳月の中、それでも
一途に彼女を愛し続けた怪人に深い愛情を
見ました。

人であれ目標であれあそこまで執念と情熱を
持って生きていけたら、素晴らしい人生が
歩めるのだろうという感想を抱きました。

叶わない恋ですが、現代で感情なく
生きている時に鑑賞していると怪人の
抱えた想いが羨ましくなります。